あとがき

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とにかく、何か書こう。そう思ってキーボードをたたき始めたのは、確か3年前だったと思う そのとき、世間は空前の『妹ブーム』とやらが巻き起こっているときだった よしっ!俺も妹を題材にした小説を書こう。そう思った しかし、すでに世に出回っている同じようなジャンルの小説に、自分のつたない文章などが比べられるわけもなく このままでは埋もれてしまう。そもそも妹のどこに萌えがあるのかもわかっていなかった自分 ということで、思いついたのが『いとこ』だった どこかの漫画で聞いたことがあった。「いとこ同士は法律上、結婚することができる」と これだ!と思った 妹との恋愛は、貧困な想像力しか持ち合わせていない俺には、あまりにも現実離れしすぎてイメージできない しかしいとこならありえない話でもない 現代人らしく『いとこ』というワードでネット検索をしてみる そこで目にしたのが『いとこ同士は鴨の味』ということわざ 意味を調べると、それはこの小説の表紙にも書かれているとおりの意味で キタコレ!と思った こうして、誕生したのがこの小説である さて、みなさん はじめましての方ははじめまして お久しぶりの方はお久しぶりです もーたんです このたびは、小説『いとこ同士は鴨の味』を最後までご覧いただきありがとうございました この小説を書き始めて、本当に長い時間が過ぎました 途中で書くのを止めようと思ったこと、一度や二度ではございません しかし、何とか最後まで書きとおすことができました これもひとえに、読者の皆様方のおかげです 本当にありがとうございます
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