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買ったばかりでピカピカの上靴を履いて、に中に入るとたくさんの人で溢れていた。
わぁ!いっぱい!
みんな新入生の人かな?
あっ!クラス表でてる!
玄関に人が溢れかえっていたのはクラス分け表が貼り出されていたからだったのだ。
私は私は‥っと、
「「あった!」」
「ふぇ!?」「えっ!?」
私の変な声と驚きの声はぴったりハモっていた。
「あなた‥新入生?」
落ち着いた大人びた女の子が私に微笑む。
「はい!あなたもですか?」
「うん!私は千姫っていうの。あなたは?」
「私は雪村千鶴!よろしくね、お千ちゃん!」
「よろしく、千鶴ちゃん!‥って"お"千ちゃん?!」
「なんか‥呼びやすかったから‥ダメ?」
「んーん!全然オッケー!‥あ、そだ!千鶴ちゃんは何組だった?」
「私?私はA組!千ちゃんは?」
「え!?千鶴ちゃんも!?」
「千鶴ちゃん"も"‥ってことは‥、」
「「一緒だあ!!」」
運命!?なんて言いながら手を取り合ってぴょんぴょん跳ねる2人。
はたからみれば、微笑ましい光景である。
そんな中、負のオーラを放つ人が。
「‥‥ちぃーずぅーるぅー!!」
いきなり大声で名前をよばれた私はビクッと肩を震わせた。
「あ、へへ平助くんじゃない!」
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