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みなさん、はじめまして!
私は雪村千鶴、15歳です!
今日は薄桜学園の入学式!
難しい入試と面接をなんとかクリアして、今日から晴れて薄桜学園の生徒です!
────は、よかったんだけど、早くもピンチをむかえています!
「まったくもう!平助くんのせいだよ!?入学早々から遅刻はヤバいよ!」
そう、なんと遅刻10分前なんです!
「だからぁ、悪かったって!ホレ!走るよ!」
なんて言いながら私の手を引っ張って走る平助くんと私は幼なじみ!
幼稚園からの腐れ縁なんだ!
今日だって平助くんママに頼まれて、いつも寝坊助の平助君を起こしにきたのに何しても起きなかったの!
1時間も前に平助くんち行ったのに、遅刻10分前ってどういうことー!?
「あっ!千鶴!門見えてきたぞ!」
「ほっ、ほん、と、だね‥っ!」
あれからずっと走り続けて、息も絶え絶えですが、なんとかギリギリで間に合いそうです!
よかった‥っ!
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