約束『 』

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「う…うぅん…もう朝ぁぁ…?」 珠ねぇは起きたようだ。 「た、珠ねぇ?」 「ほぇっ…?紅…ちゃん…?…紅ちゃん…紅ちゃん…!紅ちゃん!?」 俺をまたぎながら名前を連呼する。 (へ、へんなきぶんになってきた…) ……やぁ、息子よ。 「会いたかったよォォ!紅ちゃぁぁん~!」 珠ねぇは俺の首に腕を絡ませ、抱き着いてきた。 「わわっ!」 ぷにゅん! 珠ねぇのたわわな胸が俺の胸にかたちをかえて、やわらかい感触を伝える。 「紅ちゃん、会いたかったよォ!」 「落ち着け、珠ねぇ!」 そんな騒ぎに目を覚ましたのか、妹たちが起きた。 「おにぃちゃん…どうした…の……!!」 困惑した状態でこちらを見る蝉香、風香コンビ。 「紅ちゃぁぁぁん!!」
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