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「がっ!?」
俺は考えることもせず、その男たちを回し蹴り、重い拳を振り上げる。
だてに昔、道場の師範である親父に鍛えられたわけじゃない。
「…紅ちゃん!」
「女一人に寄ってたかってか。ふざけんなよッ、チキンやろうどもッ!!」
男たちに怒りを覚え、怒声を浴びせる。
「チッ…、おまえら逃げるぞ!」
舌打ちをし、男たちは逃げていった。
「大丈夫か?珠ねぇ、っておい!?」
珠ねぇ俺に抱きついてきた。
(…た、珠ねぇの胸がッ!!)
珠ねぇの胸はスゴイ。
その、なんていうか、大きいのだ。
いつもは貧乳様御一行(桜子と風香たちに知れたら殺されそうだ…)といつも一緒だから、初めて直に感触が伝わってくる。
(…よかった、さっきの緊張感で息子は起きてないな)
「さすが紅ちゃん!妻のわたしを身をていして護ってくれたのねぇ~!」
「……珠ねぇ、三坂組ってどういうことだ?」
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