鷹津組のお嬢様

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「気にしないで、紅ちゃん。兄妹なんてケンカは絶えないものよ」 (珠ねぇが言うなよ!発端はアンタだから!) なんてことは言えず、ソファーでふて腐れる俺。 ピンポーン インターホンが鳴る。 「…また客かよ…はいはい、今行きますから」 玄関のカギを開ける。 「どちらさまですか…って、あれ?誰もいない…」 「どこ見ていらっしゃいますの!?下ですわ!」 「へっ?」 目線を下に下ろすとツインテールの女の子が。 「うわっ!ちっさ!」 「なんと失礼ですの!?」 女の子が怒る。 (でも腰に手をあて、頬を膨らませて怒る姿は怖いというより、かわいいな…って、俺、シスコンだけじゃなく、ろ、ロリコンなのか…!?) これは重症だ… (病院行ったほうがいいのだろか…?)
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