バカと悲鳴と日常風景

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ここ文月学園2ーFクラスでは朝から大変な一日が始まろうとしていた。 「おはよ雄二。何やってるの」 「よぉ明久。今翔子から奪った婚姻届を何処に隠そうか迷ってた所だ。翔子の奴、これを両親にみせるとか言っているからな。」 「(霧島さんは本当一途だなぁ)ところで雄二。」 「ん、なんだ。」 「さっき霧島さんが雄二の事探してたよ。」 「何だと。翔子の奴、何処にいたんだ明久。」 「え、昇降口にいたけど。」 ガラッ 「・・・雄二。」 「げっ、翔子。」 「・・絶対に逃がさない。」 「くっ、このままでは俺の人生が。こうなったら。」 「・・・させない。」 ズブッ 「ギャァァァアアァ。目が、目が。」 「なんじゃ。朝から騒がしいのぅ。」 「あっ、秀吉。おはよ。今日もかわいいね。」 「う、うぬ。おはようなのじゃ、明久。(なぜかわいいというのかのぅ。)しかしまた雄二はやられておるのか。」 「うん、最近多いよね。」 「・・・日常風景」 「あっ、ムッツリーニおはよ」 「たしかに。最近毎日だもんね。」 「おはよう美波。今日も胸がペッチャンコだぎゃぁあぁ!美波腕はそっちまで曲がらなぎゃぁぁあぁ!」
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