バカと悲鳴と日常風景

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「そうかな?」 「あ・・明久てめぇ許さねぇぞ。おい須川。」 「なんだ異端者。」 「明久も朝から島田とイチャイチャしてたぞ。」 「さらば。」 「吉井貴様。DからF隊は吉井を追え。生きたまま連れてこい。」 「「「はっ。」」」 「くそ。捕まってたまるか。」 「吉井はどこいった。」 「いたぞ。新校舎の方だ。」 「そっそんな。見つけるの早すぎるよ。」 「こら吉井貴様。さっきおとなしくしていろと言っただろうが。」 「あ、鉄じ・・じゃなくて西村先生、助けてください。」 「吉井。今鉄人と言わなかったか?」 「言ってませんから、助けてくださいよ。」 「吉井。」 「なっ何ですか。」 「おとなしく教室に戻れ。」 「戻れないから困ってるんじゃないですか。」 「いいからさっさと戻らんか。」 「だから戻れないんですってギャァァァアアァ。」 バタッ 「こちらE隊。吉井明久を確保。直ちに連れて帰ります。」 「了解。」 ☆ 「全く明久のせいで大変な目にあったぜ。」 「そんなの雄二のせいじゃないか。」 「んだとコラァ。やんのか明久。」 「雄二こそ。僕とやる気かい。」 「明久。」 「雄二。」 二人の拳が交差した。 「どうもすいません。遅れてしました。」 「おお姫路。おはようなのじゃ。」 「おはようごさいます。木下君。ところで明久君達は何をしているんですか?」 「どうやら明久が雄二と喧嘩しているようなのぢゃ。」 「止めなくていいんですか。」 「いいんじゃない。いつもの事だし。」 「あっおはようごさいます美波ちゃん。」 「おはよ瑞希。」 「何が原因何ですか?」 「話すと長くなるんぢゃが、これこれこう言うわけなのぢゃ。」 バンッ 「明久君。」 「あっ姫路さん。おはよう。今日は来るの遅かったね。」 「明久君。」 「うん?何姫路さん?」 「美波ちゃんとイチャイチャしてたって本当ですか?」 「僕と美波が?姫路さんの勘違いだよ。僕が美波とイチャイチャしてたってなんのメリットも無いんだよ。姫路さんと違って美波には胸がないギャァァァアアァ。痛い。痛いってば美波。」
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