ばれんたいん

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「ほな… うちも 探しにいかへんとな, んぅ~… とりあえず チョコ渡すんは, 翼先輩,殿先輩,鳴海先生,ルカぴょんと……棗」 蜜柑は, 手の指で先ほどから 人数を数えていた手を止めて, この間のことを 思い出していた。 この間… 棗に押し倒されたことを…… その時のことを 思い出すと, 蜜柑の頬は 朱色に染まっていた。 「うぅ~… あ,あいつの分の チョコは 無しやっ!」 そう言って 蜜柑は教室を出ていった。 蜜柑が教室を 出ていった直後, 天井裏から 人が降りてきた, どうやら その人物はずっと 隠れていたようだ。 その人物とは… 棗だった, 棗は, 蜜柑が出ていった ドアを しばしの間見つめ… 「…………………フンッ…」 自分も 教室から 出ていった。
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