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――
「勇者様が、お漏らしか。
本当に笑えるな。」
ルィーダのマックに到着した俺とミシェルは、ポテトを頬張りながら、仲間になりそうな奴を探していた。
主人公が失禁してしまうって、なんて酷い小説なんだ!
作者を恨むぜ! コンチクショー!!
俺を吊していたロープを切る為に銃を放ったミシェル。
しかし、俺はそんな事だと露知らず、自身に向けられた銃と銃声で失禁してしまった訳だ。
「さて、新しい奴隷を捜さないとなぁ。」
ムスッとした俺の顔をオカズに喜々とした表情でポテトを掴むミシェル。
他の客は、見るからに強そうな装備をした旅人ばかりだった。
ミシェルは、値踏みするように辺りを見回していた。
「俺様好みの奴隷は……っとアレなんかどうだ?」
ミシェルは人だかりの方に指を指し示す。
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