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「昴!記憶から手紙が来たわよ!」
昴
「桜!すまない、もう一回言ってくれ!」
桜
「だから!記憶から手紙がきたの!」
昴
「何と書いてあるんだ?」
桜
「えっと…」
手紙の内容
父さんと母さんへ
父さん、母さん、俺は今度から幻想郷と言う場所に住む事にします。
とっても大切にしたい子が出来たので……その子も吸血鬼で俺と一緒でした。
どうか、こんなわがままな俺を許してください。
記憶より
昴
「行ったか…」
桜
「みたいね……」
昴
「記憶がこうなる事は分かっていた……全ては桜の予知夢通りだからな」
桜
「そうね……でも、いざ居なくなると寂しいわね……」
昴
「記憶には俺が戦闘の仕方や料理の仕方を全て叩き込んである」
桜
「そうね…あの子には私の教えた魔法もあるし大丈夫よね!」
昴
「それに、あいつにはカイロスの時計がある」
桜
「死なない体……私達が勝手に記憶の体内に入れた時計」
昴
「壊せるのは、夜魔姫か……作った俺達だけだからな。
そして、記憶はカイロスの時計を壊す夜魔姫を持っているが……壊しはしないだろ……」
桜
「そうね…「大切な子が出来た」って書いてあったし」
昴
「それに、記憶が大変な事になろうとも、あいつなら夢を打ち砕くさ」
桜
「そうね!頑張りなさいよ!記憶!」
昴
「頑張れ息子よ」
こうして、記憶は幻想郷に住む事になった。
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