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――――
「……なにこれ。」
「イナバに変身出来る薬を作ったの。成功したわね。」
「男にウサミミとかさ、似合わないにも程があるだろ……。」
今回はどうやらおかしな現象や爆発はなかった様だ。よかったね、空人。
「私だって出来れば姫様に飲んで欲しかったわよ!」
「お、俺に言われてもももも……。」
空人の服の襟を掴み、前後に振り回す永琳。空人はいつ舌を噛むかわからない状態である。
とにもかくにも、空人に兎の耳が生えました。
「空人おかえr……うわぁぁ……。」
襖を開けた瞬間、ロケットもびっくりする速度で反応した輝夜だったが、空人の現状を見て、少し距離を置いた。
「は、ははっ、わろす。」
「だ、大丈夫! なかなか……か、かっこい……」
「お世辞なんかいらないんだぜ!!」
「う、うん……。」
この輝夜、ドン引きである。それを見た空人は肩を落し、輝夜に近付き、そのとなりへ腰を降ろす。
「参ったな……治るの明日だって。」
「帽子でも被ったらいいわ。」
空人に希望の光が差し込んだ。
空人が恐れていること、てゐや鈴仙に見つかる事だ(何故か輝夜は除外されている)。馬鹿にされるのは、輝夜に引かれるより嫌なのだろう。
しかし、運命とは時に残酷である。(レミ(ryは一切関与しておりません。)
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