はじまり

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明日の朝、私は8時に起きて自分の部屋にこもった。 「あずーお兄ちゃん、行っちゃうわよー」 下からお母さんの声がきこえた。 私は静かに下へ行った。 お兄ちゃんがちょうどドアを開けようとしていた。 「お兄ちゃん…いってらっしゃい!!」 私は大声で言った。 お兄ちゃんは驚いたあと、優しく笑った。 「行ってきます!!」 お兄ちゃんは、行ってしまった。 私はしばらく玄関にいた後、お兄ちゃんの部屋に向かった。 ガチャ ドアをあけると、お兄ちゃんの匂いがした。 大好きなお兄ちゃんの匂い…。 ってキモイな私。 私はベッドに横になった。 あ、いいこと思いついた。 私は急いでお母さんの所に行った。 「お母さん!!お兄ちゃんの部屋も使っていい?」 「駄目」 …え? 私の期待はお母さんの言葉によって消された。 「なんで?」 「あー、このことはまた夜話そうと思ってたのに…」 「…このことって何?」 私がきくと、お母さんがばつが悪そうな顔をした。
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