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レヴィ「ん…?」
ウィル「…すまなかった。
私こそ…。」
レヴィ「…いいえ。」
レヴィンはまた
優しい笑顔で返した。
その様子を窺い、
ウィルは少し躊躇いがちに、
再び手紙を扱いだした。
レヴィ「あ…そうだ。
ちゃんと、
アリアちゃんに
謝ったほうが良いですよ♪」
レヴィンはすぐに
じゃ、と出ていく際に
後ろ手のまま言い残した。
ウィル「………っん~~あ゙ぁ…」
一つ大きく伸びをして、
椅子にぼすっともたれかかる。
いい大人が…
笑えるな。
些細な事でこんな…
『次期王』が、
聞いて呆れる…
外に目をやると、
いつの間にか
空は闇に包まれていた。
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