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アリア「…え‥?……あ…」
状況を理解し、
私は急に
顔が熱くなるのを感じる。
エル「大変…だったな…」
声が少し震えている。
エルさん…泣いてるの?
エル「辛かったよな、
痛かったよな、
寂しかったよな…
苦しかったよな……!」
もう大丈夫だ、
安心して、アリア。
より一層強く強く、
抱き締める。
それに伴うように
アリアの中の何かが、
熱く湧き、込み上げてくる。
エル「嫌な事思い出させて、
悪かったな…」
俺に同情する資格なんて
無いかもしれないけど、
やっぱり
放っておく事なんて
出来ないよ…
この間だって、
そうだったんだから。
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