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「お気の毒どころじゃないよ~
加えて毒で色んな神経が
麻痺しちゃいそうだよ…」
ガックリと項垂れるアリア。
そして30分後。
「はぁ~!
美味しかったぁ~♪」
ランチのピラフを平らげ、
機嫌はすっかり元通り。
さっきの事も、忘れた?
というくらい
スッキリしているみたいだ。
「いつものアリアに戻った…」
「ん?なになに?」
「いやいやっ;
なんでもないよっ!」
また思い出させないように
頑に白らを切ろうとするメル。
…と、そこへ
「相変わらず元気そうで
なによりですね?」
「「エイチェさん!」」
二人の目の前には
キリっと整った
濃紺のドレスを見に纏った
前使用人マネージャー。
「それで、アリアさん?」
「ひっ…!?はい…?」
一瞬エイチェさんの目が
鋭く光ったように見えたのは、
私の気のせい…かな…?
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