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「…はい、
すみませんでした…」
げんなり。
した顔で涙ぐむアリア。
「そうと決まれば、
一刻も早く始めますよ!!」
そう言ってズルズルと
引きずられるように
連行されていく。
「頑張ってねー♪
いってらっしゃーい!」
相変わらず笑顔で
二人に手を振る
金髪の美人メイドさん。
ああ…
私大丈夫なのかな…
アリアは身の心配が
絶えない様子。
「さぁ~てと!
私もお仕事に戻らなくちゃ♪」
鼻歌うたいながら
見るからにルンルンで
仕事場に行くメル。
「これは面白そうですねー。」
なんせ、
今まで一対一でエイチェの
訓練を受けた者は
いませんからねー…。
いつから居たのか、
一人妖しく微笑む
実は腹黒総指導者。
「その以前に、
"やらせなかった"
んですけどね…(黒笑)」
まぁアリアさんなら
大丈夫でしょう。
そしてその日の夕暮れまで、
王宮裏の訓練場にて、
アリアの悲鳴(奇声)が
止まなかったとか。
そして噂によると、
エイチェさんは
元軍治司令部の
部隊長だったとか。
事の真相は、
今も明らかになっていたり
なかったり。
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