-発端-

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…と、話しを聞きながらも そんな事を考えていたら、 …そろそろ終わりかな? 時間が過ぎ、 私はもうすでに朝食の事で 頭がいっぱいだった。 「…です。それでは、以上で 本日の朝礼は終了です。 各々、仕事に責任をもち、 しっかり役目を果たすように。 では、解散。」 エイチェさんの号令で バラバラと多くの人がはけていく。 改めて、仕える使用人が 多い事実を感じさせられる。 「ねぇっ!今日の朝食は、 アリアの大好きな ポテサラサンドらしーよ♪」 「えっ、本当に!?やったーあ! 今日一日、テンション 上がるな~あ♪」 その中に紛れながら、 私達二人は朝食を とりに行こうとしていた。 「アリアさん、メルさん。 ちょっといいでしょうか。」 と、その時、後ろから 聞き慣れた声の主に 二人して呼ばれた。 .
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