Blank Relation

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「またアリアを… 泣かせるようなコトしてみろ、 そん時は俺が…」 コロシテヤル と言わんばかりに ギンッと睨みつけ 大袈裟なくらい扉を バタンと大きな音を立てて 去っていった。 「………」 エルが去った後、 気を取り静めて 静かに空いた花瓶に 薔薇をたてる。 「………」 また少し寂しそうな 表情を浮かべ、 静かに薔薇を見つめる。 …そういえば、 あやつにも 似たようなコトを言われたな。 《どうしてそんなに… 辛そうなんですか…?》 「どうして……か。」 ボソッと小さく小さく呟いて、 火を消しベットに向かい 倒れ込むようにベットに沈む。 《…知らなかったってか?》 「………」 先程のエルの言葉。 .
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