Amiable Smile

2/26

102人が本棚に入れています
本棚に追加
/206ページ
ぴちちち…と 鳥が空に舞い、 太陽がひょこりと顔を出し、 朝の訪れを知らせる。 そんな王宮の仮眠室にて 「うぅ…坂刃が…下~…! 右手で……構、ぇ…!! …って………はっ!!」 アリアは魘されながら ぱたっ、と目が覚めた。 言わずもがな影響は昨日の (鬼)エイチェさん特別講習 から受けたものだろう。 「っ…あ~… 筋肉痛だぁあ~。」 普段は使わない筋肉が あちこち悲鳴を上げる。 「……う~ん、と…」 《私が帰るまで休み、だ…》 っと言われましたが… ……帰られてる、のかな? 疑問に思い、ふと 枕元の時計に目をやる。 幸いまだ6時ちょい過ぎ。 確認して少々考え… 「………よしっ…」 アリアは静かに仮眠室を抜た。 一通り身支度を済ませ、 次に向かうはシモンさんの所。 ウィルが帰宅したかどうかを問う為に。 .
/206ページ

最初のコメントを投稿しよう!

102人が本棚に入れています
本棚に追加