Amiable Smile

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「時にアリアちゃん、 今度ちょっと話しがあ…」 「アリアさーんっ!!!」 会話の途中に、エイチェさんが 慌ただしい様子で いつ来たのか、リザさんと共に 此方へつかつかと 向かって来た。 「お久しぶりです、 アリアさん。」 「お久しぶりです!リザさん!」 彼女がリザ・シュトーレン。 エイチェさんの下で 副総括(サブマネージャー) をしている。 「アリアさん、 申し訳ないのですが、私達、 急ぎの用事が できてしまったんです…」 そうか、それを知らせに リザさんが来たのかな。 「なので、少々残念ですが、 今日はここまでということで… 続きは、先程言った日程にて また後日…それでは、 私達はこれにて…」 行きましょう、と二人は 随分慌てながら、 さっさと行ってしまった。 「あぁ~… 行っちゃいました…ね…」 別にレヴィンさんに 話し掛ける風に言うつもりは 無かったものの、 突然の変更に、 少々付いていけてない 自分がいた。 「そのようだね……続き、 俺が代役しよっか?」 ちょっと悪戯っぽく 首を傾げるレヴィンさん。 「ぅえ゛──…勘弁して 下さいよぉー…」 「あっはは、冗談。」 言いながら仰向けに、 ごろん。くつろぐように 横になるレヴィンさん。 私は体操座りのままだけど。 そして、気付いたように 口を開いた。 .
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