Amiable Smile

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「…私は、どうすれば いいんでしょうか? ───どうウィル様に 向き合っていけば…」 「そのまま、 笑っていてあげてよ。」 「えっ───」 即答されて、思わず声を出す。 「アリアちゃんは、 アリアちゃんらしく、 今のままでいいよ… ……俺だってそうだ。」 綺麗な瞳は前を見据えたまま。 まるで、 遠い未来を見つめるような、 強い眼差しで。 「アリアちゃんの笑顔は、 とっても…素敵な笑顔だよ。 その笑顔には、 人を幸せにする力が 宿ってる、そう思わせるほど。」 アリアに顔を向け、 ニコッと笑って見せる。 お世辞でも褒められた上に、 不意の笑顔を向けられて、 照れ隠しに思わず 抱えた膝に鼻まで埋める。 「だからさ、笑っていて? …めげずにさ。俺も… ちょっと頑張る。 そしたらいつか…」 まだ幼かった あの頃のようなウィルが、 帰ってくるかな。 まだ匙を投げるのは早すぎる。 「だから…ね?俺達は、 俺達らしく行こ。」 俺達だけでも そう言ってレヴィンは、 アリアにどう?と首を傾げる。 「…はいっ!!」 勿論です、と言わんばかりに レヴィンにもまた笑顔で返す。 「そうそう、その笑顔♪」 ふふふっ、と二人で微笑み返し。 .
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