Amiable Smile

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「…っとぉ、忘れてた。 ごめん、俺この後用事あって、 そろそろ行かなきゃ… アリアちゃん、邪魔して 悪かったね…」 「いえいえそんなっ! こちらこそスミマセンっ! …差し入れしてくれて、 お話も出来て…私は、 楽しかったですし…」 素直に思った通り、 言葉にして伝える。 本当にそう思えたから。 「そう言ってもらえて、 俺も嬉しいよ。…またいつか、 こうやって話したいね。」 ウィルの愚痴でもこぼしながら 冗談半分に そんなことを付け加えながら、 立ち上がって、私も 立ち上がらせてくれる。 「それじゃ、俺行くから。 給仕、頑張ってね。…あ、 ついでに訓練も。」 「うっ…はぁい…」 苦い事実を最後に述べられて 思わず顔を顰める。 じゃねっ、と走りながら 手を降りレヴィンさんは 颯爽と去っていった。 「うーん、…よしっ!!!」 私も頑張るぞー!と ぐんっと背伸びをして、 浮足立った心と同じように 私も軽く走り準備に向かう。 早く身支度もしないと! あぁ、昼食も忘れずに、ね♪ .
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