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と、そこへ、
「ああっ、お二人とも!」
「「ひぁぁあっ!!」」
突如後ろから声。
勿論部屋には
二人だけだったはず。
一体、何時から居たのだろう。
驚く二人が振り返ると、
少し息を切らしたシモンさん。
やはりこの人はあなどれない。
「お二人共、すみません…
すっかり知らせるのが
遅れてしまい、
私のミスなのですが…」
かなり急いでいたのか、
少々額にうっすら、
汗を浮かばしている。
本当に、一体なんなのかな…?
使用人の様子と、周りを包む
張り詰めたような雰囲気。
アリアとメルは
未だ不思議そうな表情のまま、
静かに次の言葉を待った。
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