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とそんな様子におかまいなく、
エイチェさんは続ける。
「まぁ、安心して下さい。
本日から暫くの間は、
新しい仕事の研修が主となるので。」
「そ、それを聞けて、
少しホッとしました~💦」
ふぅっ、と胸を撫でおろす。
まぁ、研修ともなれば…ね。
きっとなんとかなる筈!!
「わ、私はそれでも
やっぱり不安です~;」
私の隣でメルは、
涙目でふるふる揺れている。
嗚呼、そんな姿ですらきっと
皆の癒しになってるよ…
「それと…釘を刺すようで
申し訳ないのですが、
これからの仕事は大変ですよ。」
「ほ、本当に
釘を刺されました;;」
「ですが、お二人の、持ち前の
私にはない
『若さ』というパワーで
きっと乗り越えられますよ。」
これまた珍しく、
なんとエイチェさんが
微笑みながら励ましてくれた。
ただ…
少々ひきつって見えるのは、
私の気のせいでしょうか…;
あるワードが強調されたのも
私の気のせいでしょうか…;;
章,『発端』 完
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