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そしてニコニコしながら、
シモンさんは言葉を続けた。
「それでは、早速本題です。
本日からのお二人の
仕事内容なんですがー…
お二人はこのエリアの
『新人』ということなので、
アリアさんは
皇太子様のお世話係を、
メルさんはフロアの飾り花の
手入れなどをお願いします。」
…ん? ん…うん、と……?
ちょっと待ってよ…
「仕事別なんですかー;
寂しくなるねー…」
「う、うん…仕方ないよ;
お互い頑張ろうねメル!
えっと…てか…皇太子様??
…って王様お妃様のお子様
ってことよね??」
「そうだよー☆
まぁ、『お子様』っていっても
もう確かハタチ過ぎてたかな?
私は今まで何回か
お目にかかれたんだけど。」
「そーう、その通りですー。
お名前はウィル・ガレイン様。
我が王国の、次期
国王となられるお方です。」
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