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暫くしてエルは
あっ!と言って、やっと
私の右手を解放してくれた。
少しだけ、痛かったんだ実は…
「わっわりー;
その…つい、嬉しくてな…」
「いえ、そんな…」
「あっ、そうだっ!
ね、もしよかったら今度
またここに来いよ!そん時には
美味しーいお茶も出すしさ!
あ、あとお菓子もなー♪」
「ほ…本当にいいんですか?!」
「勿論!俺は大歓迎!」
「はっ…はい、では!
是非来させて下さい!」
「ホントに絶対来てな!
実際あんましここに人来ねーし
ちょっと寂しいんだよー…
だからさっ!いつでも来てよ。
俺はいつもここにいるから!」
「はいっ…!
ありがとうございます!」
そして私は、
「そんじゃっ、またな!」
「はい…!ありがとう…!」
彼にまた御礼を言い残して
まだ仕事があると
その庭を後にした。
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