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その水差で
私がお茶を注いでる間、
彼もそれで水を注いでいた。
やはり我慢できず、
思い切って質問してみる。
アリア「あの…
植物が、
お好きなんですか?」
そう…
私が気になっていた事。
ウィル様の自室にある、
数々の植物だった。
ウィル「………」
一口飲もうとしていた
ティーカップに、
口をつけたまま
ちらっ、と私に目を向けた。
彼はそのまま何も言わず、
目を閉じてお茶をすすった。
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