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ウィルはアリアが出ていくのを
姿を目で追い確認して、
パタン…と扉を閉めた瞬間、
はぁー…
と崩れるようにソファに座り、
天井を見つめ、
片手でこめかみを抑えた。
ウィル「……
……これでいいんだ、
これで………」
そう自分に
言い聞かせるように呟き、
そのまましばらく
動かなかった…
外ではまだ
冷たさを残した春の風が吹き、
部屋の窓を
カタカタと鳴らしていた。
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