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アリア「はぁ~…」
時計の針は
18時を指していた。
晩餐の支度をする
厨房の方からは
慌ただしく動く人の声や
食器などのカチャカチャ
という音が聞こえてくる。
アリア「……はぁ~~っ」
私は給湯室で
お茶の片付けをしていた。
さっきの事を考えると…
溜息ばかりが出てくる。
あれじゃあ、ただの
融通の利かないガキじゃん…
アリア「…はぁ……」
またすぐに
この後の給仕があると思うと…
どんな顔して
行けばいいのか…
私の心の中のように、
空もどんどん
黒い闇色に染まっていた。
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