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「はぁ~、この学園に入学して知らないのかよ」
悪口だった。悪口だ!?などと、声にはもちろん出せない。
「馬鹿な男子Aに簡単に説明してやる」
先生のくせに生徒を馬鹿と言ってしまうアデル。
「何で男子Aなんですか!」
馬鹿なと言う部分は否定しないこの男子、いや男子A。
「うるさい、もう出ない使い捨てキャラが!」
もはや目茶苦茶だ。
そんなことよりも僕が思ったことは、“使い捨てキャラ”って何?だ。
僕が言葉の意味を考えていると、アデル先生は属性について話し始めた。
「いいか、魔法の属性には基本属性と発展属性がある。
基本属性は炎、水、風、地、雷、光、闇の7属性だ。ちなみに光、闇属性の人は他の属性と比べてかなり人数が少ない。
次に発展属性は基本属性を文字通り、発展させた属性だ。だから、発展属性は基本属性無しには出来ない。
例を挙げると氷、霧などは水属性を発展させた物になる。
そして、発展属性の種類は多すぎて、正確には分からない。以上だ」
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