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「君は強くなれると思うから頑張ってね」
「ありがとうござます。出来るかぎり頑張ります。」
僕らは少し手に力を入た、そして自然と笑みがこぼれた。
「それじゃあね」
「はい」
僕は手を離し少し離れる。魔車の駆動音が少し大きくなり走って行く。
僕は遠くなっていく魔車に手を振った。バレットさんも見えているのか、手を少し出し振っていた。
魔車が見えなくなってきた頃、僕は背伸びをした。
「くぅ~」
長時間座っていたので、背伸びをすると腰から、パキパキと気持ちのよい音がなった。
「さて、行こうか」
僕は正門へと向かった。朝早いが門はすでに開いている。門を抜けるとそこは首都、もう店が開いており人の活気に溢れていた。
町の奥に、カーライル学園が少し見えている。ただいまの時刻は午前8時、数十分も歩けば着くだろう。
さて、せっかくなので町を見ながら学園に行こうと思う。僕は町を見ながらゆったりと学園に向かって歩き出した。
結果的に、僕はたくさんの新入生と思われる人の流れに乗って、学園に到着した。
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