【霊夢編】

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「薫ー。紅茶持ってきて」 レミリアの声が聞こえた。 それと同時に紅茶の入ったポットをレミリアの元まで運ぶ。 そして、空になったティーカップに紅茶を注ぐ。 それを終えて、テーブルの上を確認する。 お菓子が少し減っている。 薫はそれだけ確認すると、ポットを安全な場所に置き、厨房に戻る。 お菓子のスペアがある扉を開けて、お菓子のスペアを取り出す。 それをレミリアの元に持っていき、足りなくなった分のお菓子を補充する。 薫は今、紅魔館で働いている。 魔理沙に頼んだら、ここで働くように言われた。 多分、パチュリーに伝えたら、パチュリーがレミリアに伝えたんだろう。 何にしても働いて、お金を稼げるので何も文句は言わないが。 薫は奥に退却する。 「彼、有能ですね」 「咲夜ほどじゃないけどね」 「お誉め頂きありがとうございます」 咲夜は頭を下げる。 レミリアは薫が入れた紅茶を一口だけ飲んだ。
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