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その言葉にこの場の空気が凍りついた。
ふざけているのか？
クスクスと変わらない口元がそうではないと物語っていた。
― 皆さんに参加資格はありますが、強制はしません。もちろん、途中でリタイアしても構いません。
― ただし、後悔しても知りませんがね。そのときは勝ち残る人たちを指をくわえて眺めることになるだけですよ。
勝ち上がれば、なんでも望むものは手に入る、未曾有のチャンス。
しかし、下手をすれば死が待っている。
顔は強張り、手には汗が滲んできた。
・・・こんなことを考えている自分は不謹慎なのかもしれない。
― 生きているのを実感できる。
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