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僕は、一度、病気になり
半身不随になりました。
9ヶ月入院して
今の自分はどこに居るのか?
とか…考えているうちに、
段々、自分を見失ってしまいました。
この世界に自分1人しかいないかのように…
僕の中では、
世界は静かだった。
支えの意味が分からなくなり、
優しさの意味さえ分からなくなり
もう、どんなつらくとも
涙すら出てこなかった。
そんな僕の生きがい、
唯一の生きがいは
“音楽”だった。
好きなアーティストの
音楽を聞いては
勉強に励んだ。
ある日。
音楽、ばっかり聞いてんぢゃねぇか?
親の一言。
音楽なんて止めろよお前は勉強しろ。
そんな一言が
“苦しみ”を生んだ。
やっと生きる意味を見つけたのに
“止めろよ”の言葉。
信じてた。親だけは支えになってくれる。
そう思ってた…
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