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一人静かにただすむ。大きな屋敷には静寂…
少女は木箱に手をそっとかざし、力使い音を作りだす
「本当にいいのかい?」
「はい、私はここに残ります。ずっとずーっと」
「遠慮することはないよ。うちに来れば贅沢な暮らしができる」
「いいえ、ここで姉達の帰りを待つと、決めましたから…」
いつか昔のような日常が戻る時のため、少女は素敵な旋律を奏でる
姉達へ、と届きますように……
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