76人が本棚に入れています
本棚に追加
→ここから作者目線で
「ぐっすりですね、莉緒くん。」
「えぇ。まだまだ、幼さが残っていますね。」
莉緒は、土方の足を枕にして寝ていました。
「すみません、土方副長。」
「いや、かまわない。斉藤くんも、他のやつらと飲んできてかまわない。」
「ですが・・・。」
ここで引かないのが斉藤の悪いところで良い所である。
「これから、忙しくなる。だから、今のうちに羽目をはずしておいたほうがいいだろ?」
土方は、『ニヤリ』と笑いました。
「では、莉緒のことをよろしくお願いします。」
そういうと、斉藤は藤堂たちのもとへ歩いていきました。
「どうしたんだ、歳。」
「こんな小さい子に刀を握らせるのが怖いですか?」
「あぁ。どうしちまったんだろうな、俺はよ。」
そういって、土方は莉緒の髪を撫でました。
「ん・・・。」
莉緒は、身を丸めました。それを見た、土方は、自分が着ていた羽織を脱ぎ、寝ている莉緒にかけました。
「こいつ・・・。」
「歳?」
「土方くん?」
土方は、自分の顔を手で隠しました。
最初のコメントを投稿しよう!