第二章

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→ここから作者目線で  「ぐっすりですね、莉緒くん。」  「えぇ。まだまだ、幼さが残っていますね。」 莉緒は、土方の足を枕にして寝ていました。  「すみません、土方副長。」  「いや、かまわない。斉藤くんも、他のやつらと飲んできてかまわない。」  「ですが・・・。」 ここで引かないのが斉藤の悪いところで良い所である。  「これから、忙しくなる。だから、今のうちに羽目をはずしておいたほうがいいだろ?」 土方は、『ニヤリ』と笑いました。  「では、莉緒のことをよろしくお願いします。」 そういうと、斉藤は藤堂たちのもとへ歩いていきました。  「どうしたんだ、歳。」  「こんな小さい子に刀を握らせるのが怖いですか?」  「あぁ。どうしちまったんだろうな、俺はよ。」 そういって、土方は莉緒の髪を撫でました。  「ん・・・。」 莉緒は、身を丸めました。それを見た、土方は、自分が着ていた羽織を脱ぎ、寝ている莉緒にかけました。  「こいつ・・・。」  「歳?」  「土方くん?」 土方は、自分の顔を手で隠しました。
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