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――次の日
「ん・・・。」
「やっとおきたか。」
「一・・・?」
莉緒が、目覚めたとき、太陽が高く上っていました。莉緒が目覚めた場所は斉藤の部屋でした。
「莉緒。」
莉緒は、一の声に何かを感じたのか、布団の上に正座をしました。
一は、莉緒の目の前に腰を下ろしました。もちろん、正座です。
「俺は、何があってどうして此処に来たのかは、聞かないでいる。だが、いずれは話してほしい。わかるか?」
莉緒は、うなずきました。一は、小さく笑顔を見せてから、莉緒の頭を撫でました。
「それから莉緒。お前は正式にここの隊士だ。」
「本当・・・?」
斉藤は「あぁ。」と言いました。ここに、隊士が一人増えました。
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