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一瞬嫌な考えが頭に浮かぶ。
いやーそんな訳ないじゃん!!
そしてその考えを振り払う。
しかし、それは呆気なく終わる。なぜなら、お母さんの泣く声が聞こえたから。それも
「ヒック…ごめんなさい。ゆっ結菜ーーわっ私がいっいけなかったの。あっあなたをもっとはやく……はやく起こしていればこんなことにはならなかったのに。あぁー結菜ぁぁ」
という今日のことについての謝罪?
「えっでも私はここにいるよ?真っ暗な暗闇の中にいるんだよ?」
そう言葉にしているとさっき浮かんだ嫌な考えが疑惑から確信に変わりつつあった……。
声が近くから聞こえるのだから箱を動かしていけばお母さんに会えると思い私は真上に手を伸ばした。
だけど箱が動くことはなかった………。
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