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その当時はまだ神獣や精霊などどいった、人とはかけ離れた者達との契約は珍しかった。
そのようなものと出会えることは一生一度の幸運と呼ばれるほど。
力を求める男はこれに目を付けた。
「これらと自分が契約し、力を見せつければ脅かされることはなくなる」と。
契約する相手を探すため歩き回った。歩きに歩き回った。
その間も一族は滅びの道をすすむ。
そんな男を影からみつめる一つの影。それが当時、聖蛇族長であるものだった。
ジェーネの強い魔力の気配に惹かれてやってきたのだ。
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