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「この男のようにあからさまに力を求める人間も珍しい」
そう興味を持った聖蛇は話を聞くことにした。
「俺に力を貸してくれ……!」
「仮に契約するとして我に見返りはあるのか?」
「……… え?」
「そう…お主のその魔力を秘めた血。魅力的ではあるな。」
こうして男は聖蛇の長であるものと契りを結ぶことができた。
その代償に自らの身体を捧げることによって。
聖蛇はジェーネの血を取り込むことによって、
一族の力をより確かなものにすることができるようになったのだ。
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