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こうしてジェーネは自分たちを脅かしていた他の一族に力を見せつけ、思惑通り平穏な日々が訪れることになった。
その力を見たものはジェーネを長に持ち上げ、
その流れに流されるまま一族に纏める存在となった。
だが、ジェーネの交わした契約は、ジェーネが考えていたよりも大きいものであった。
身体が聖蛇に蝕まれてきたのである。
自身の体内に飼うことで双方の望みを叶えてきたが、
人間如きが神獣を’飼える’ことなどできるはずがない。
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