: 次の光 :

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「よく来られた。我らが主よ。」 聖蛇族長が一言目を発する。 「今日は我が娘ルーナが10の歳になったことを報告しに来ました。」 ネーヴェといえば、姉の大切な儀式であるにも関わらず、 聖蛇族のうちのひとり、白銀の髪を腰辺りにまで伸ばした青年に 目が向けられていた。 「(あの人…なんでだろう。すごく疲れているみたい。)」 「(あの小娘、私を見ているのですか…?)」 これが深い縁の糸の始まりだとは知らず、負けず嫌いの二人は 一切目を逸らすことなく、この会議を終わることとなった。 *************image=333962368.jpg
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