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カブトは士へゆっくりと歩み寄り、クナイガン・クナイモードの切っ先を士の頭上へ向けた。
「これがお前の起こした『罪』だ。お前は自分の都合で誕生させた『仲間』を消した…」
「『誕生』…どういう事だ?」
この時、海東は目を見開いた。カブトは海東の方を一瞬向き、直ぐに士の方を向いた。
「あの男に聞かなかったのか?お前は…」
「やめろ!!!」
海東は言葉を遮る様に叫び、カブトへ向かって走り出し、『KAMEN RIDE DIEND』カードをディエンドライバーに装填しカブトへ向けた。
『KAMEN RIDE…』
「変身!!!」
『DIEND!!』
ディエンドライバーから数枚のプレートが発射され、カブトを襲ったが、全て弾かれた。
弾かれたプレートは海東に刺さり、海東は仮面ライダーディエンドとなった。
ディエンドは直ぐにディエンドライバーにカードを装填した。
『FINAL ATTACK RIDE…』
電子音と同時にディエンドライバーの銃口から無数のホログラムカードが現れ、カブトに照準を狙っていた。そして…
『DI、DI、DI、DIEND!!』
「はっ!!」
ディエンドはディメンションシュートを放った。
それは確実にカブトに直撃する筈だった…
「クロックアップ…」
『CLOCK UP…』
だが、カブトは当たる寸前でクロックアップをし、ディエンドの攻撃を避けた。
そして…
「ぐあぁぁぁぁ!!!」
「海東!!!」
突然無数の火花がディエンドの全身に上がった。火花が散った後には無数の傷跡があった。
そう…クロックアップしたカブトがクナイガンでディエンドを斬りつけたのだ。
クロックアップが解け士の目の前に現れた時、ディエンドは両膝を着き変身が強制解除されていた。
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