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それから10年後
「本当に行くのかい?劉夜?」
寺には綺麗な桜が咲いていた
「あぁ、もう1人で大丈夫だよ!和尚は心配するなって!」
背が高く長髪の少年は劉夜だった
「懐かしいなぁ、ここで毎日和尚にぼこぼこにされたよなぁ」
劉夜は目をつむりながらそう言った
「劉夜が怒った瞬間はびっくりしたぞ!遺伝は怖いなぁ…」
和尚はあの時の事を話し出した
「10年前だったかのう?お前の力が開放された時は?」
「そうだったかなぁ」
あまり覚えてない劉夜だったが
「劉夜の力は劉夜の親父と同じ位の強さだからなぁ」
和尚は劉夜のお父さんを思い出していた
「そうだったのかぁ、思いで話はそれくらいで、そろそろ行くわ!」
劉夜は歩き出した
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