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その雰囲気に呑まれぬ者はいないだろう
響音も平静を保っているが穏やかじゃない
俺も…か
「おはようございます 助けていただき ありがとうございます」
「はは、そんなに畏ままらないでよ」
フッと雰囲気が変わる 別に恐いから呑まれたって訳じゃない
けど今は更に優しくなった
「僕の事はラテでいいからね そのかわり僕も空って呼ぶから、あ敬語はいらないよ」
ニッコリ微笑んで話かける オイオイ 王には見えないな…
「じゃあそうさせてもらうよ よろしくな ラテ」
あ、響音が睨んでやがる だってそう呼べって言ってんじゃん
「で、話は変わるけど色々聞かせてくれるか? とりあえず状況を理解したいんだ」
「もちろんさ かなり長くなるけど 聞いてね」
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