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「へ～… 結構栄えてんのな 響音～ 本屋無いの本屋」
とりあえずこの世界の情報を出来る限り頭にいれときたい
あ！！！
「響音！ お金は！？」
「大丈夫～～♪ スイさんにこの世界で半年は困らないぐらいのお金貰ったから！」
貰い過ぎだろ！！ってなツッコミは置いといて
「円に直したらどんなもん？」
「色々計算したんだけど… １円＝100メルになると思う だいたいだけどね」
「へぇ……… でさ本屋ってある？」
「そんなの後々～♪ 服屋も行きたいし 美味しいもの食べたいしぃ」
駄目だ…
聞く耳持ってねぇな…
もういいよ！！！
「ついてきてぇーー！」
あら速い 例えるならデッドボールを喰らった外人選手が乱闘しに行くぐらい速いな
あ、分かりにくい？ 察しろ
「こっちこっち！ はーやーくーー！！」
「ハイハイ ちょっと待てよ」
「これ美味しい～～♪ どうやって作ってるんですか？」
「これはね シクルの実を軽く煮ると煮汁がゼリー状になるのよ」
店のおばさんと話してる 作り方何か知ってどうするつもりだよ
「空～ 今度これ作ってあげるからね～」
………何やらの実をたくさん買ってやがる
これ完璧に出来るまでの行程全部食わされるんだろうな
「買いすぎじゃね？」
服、食材 お菓子 ｱｸｾｻﾘｰ 小物…
お土産じゃねーんだぞ？
「？ そんな事無いでしょ～？ 次々ぃ～」
「ヘイヘイ、お姫様～」
ふぅ…まだまだ帰れねぇな
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