第一楽章 序曲【ハジマリ】

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「ねぇ 空 後なんかいるものあったかしら?」 今俺に質問してきてる女の子は俺の昔っからの幼なじみ 天海 響音【アマミ キョウネ】 腰まである長~い太陽のような山吹色の髪 学年1と呼ばれる顔に選り好みをしない性格 まぁどれをとっても学年1って訳だな まぁ詳しくは後々 「食材とかはもう大丈夫じゃね?」 そう、俺らは親の都合で同居している まぁ詳しい事は後々 「あぁ そうそう 裏路地の方に良く当たる占い屋があるんだって!!」 「………何 行きたいの?」 「駄目?」 「はぁ~… ま、時間もあるし 仕方ないな」 (そんな目で言われたら断れねーよ なんてぇのは秘密 調子乗るもん) 「さっすが 空!! 大好きーー」 と、言いながら俺に抱きついてくる…この野郎 「女が軽々しく大好きとか言うな 後々にとっとけ」 「サー、イエッサー!」 びしっと敬礼を決める響音 どこぞの軍人だよと、心の中でツッコミを入れる 「さっさと行くぞ~」 今思えば あの時 まっすぐ家に帰ってたらどーなってただろう…
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