第34章

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11月下旬 肌寒い風と紅葉が冬がすぐそこに迫ってきている事を知らせてくれる ついこの間までやれ体育祭だの合唱祭だの騒いでいたのが嘘かのように落ち着いた日々を送っていた 学校生活に限らず、仕事も映画の撮影が順調に進み、楽曲制作やTV出演など正に順風満帆 「秋ですねぇー」 「秋ですのぉー」 「秋ですなぁー」 今日は昼休憩を中庭で過ごそうという美野里の提案で来てみたが、いやはやどうした事か 見事なイチョウ並木が広がっているではありませんか 暖かいお茶を飲みながらのんびりひなたぼっこをする愛川楓、16歳 即ち俺 「なに爺臭い事言ってんのよ」 「痛っ!!」 「くつろぎ過ぎ!!」 「すまん……」 「そのお茶どっから出てきたの?」 「水筒に入れてきた」 3人並んで正座をし、ほのぼのとお茶を啜っていたら女子3人からのある意味的確なツッコミが襲ってきた ……たまにはこうやって落ち着いてもいいじゃないか
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