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そんな中で俺達も成長して、気がつくと自分達が馬鹿だと蔑んだ大人になっていた。
だけど変わらず俺達はそっくりで、何もかもが同じで。
誰もが俺達をセットで見てくる。
何で、1人として見てくれないの。
何で、兄者と一緒にするの。
嗚呼、そうだ。
そうだよ、こうしたら俺を1人として見てくれるじゃないか。
(´<_` )「兄者」
( ´_ゝ`)「弟者?どうした?」
訝しげに見てくる兄者。
俺は口元を吊り上げ笑ってる。
(´<_` )「兄者、ばいばい」
右手に持っていた銀色の光が、兄者の首を掠める。
刹那、兄者の首からは、
紅い 朱い 花が さいた
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